top of page

第20回北丹沢山岳耐久レース

20回を数える伝統のキタタンは第一回のスカイランニング関東選手権に。

ホームからもっとも近いレースにBukkaからも多くのメンバーが参加しました。

中井、櫻井、長谷川からのレポートです。

中井

北丹沢12時間山岳耐久レース 日本三大山岳レースの1つであり、記念すべき20回目の開催という歴史のあるレース。 さらに今年はスカイランニング関東選手権ということもあり、初めて参加してみました。

40kmの獲得標高2800mD+ですが、10数km程緩やかな下りのロードが途中であるので、数字以上にタフなコース。 BukkaSkyClub から9人出場。さらに応援に2人駆けつけてくれました。 1人は私用が入りDNS、1人は足の不調でAS1でDNFでしたが、残りの7人は完走。全員無事下山! レース前の差入や応援、エイドステーションでのサポートなどチーム一丸となって戦った大会でした。 私個人の結果はボロボロ。 目標としてた7時間切りを大幅に超えてしまい、7時間半でゴール

犬超路からの林道で、無意識に手持ちのジェルを大量に消費してしまった結果、姫次の登りでガス欠になってしまったのが原因。

気がつけばジェルが残り1本になっており、もしものために大事にとっておいたのですが、ふとした拍子に力が入らなくなり座り込んでしまいました。山の中で行動食が尽きかけるという大変危険な状態に陥ってしまったことに、計画の無さと山に対する甘さを痛感しました。 次のレースは上州武尊山で今回よりもさらに長い距離なので、今回の失敗をよく振り返り、同じミスをしないよう、しっかり計画を練りたいと思います。 お世話になった皆様本当にありがとうございました。 

櫻井

自分にとってのグレートレース、北丹沢山岳耐久レース。今年で5回目の出場。4回目の昨年にようやく完走できた。昨年は9時間17分だったので今年は9時間を切ることが目標。あわよくば8時間を切りたい。 レースまでにやったことは、持久力アップのために 1.自宅~半原越往復(20キロ) 2.自宅~飯山~日向~大山山頂往復(35キロ) 3.近所の鳶尾山の階段ダッシュ 上記の3つを毎週末こなした。自分の中ではレース中盤のロードと姫次までの登りがポイントだと思っていたので、トレーニングの復路では粘り強く走ることをイメージして走った。 さてレース本番。今年は風があって涼しくて走りやすかった。6時半スタート組の最後尾からマイペースで走る。でも序盤のパートは苦手。人が多いし、まだ体が動いていない感じ。でも何故か不思議と今年は距離が短く感じた。え?もうここ?みたいな感じ。ただトレイルは詰まり気味で自分のペースでいけない感じ。第1関門通過は3時間25分50秒、想定は4時間だった。さて第1関門から第2関門は比較的好きなパート、川沿いの登り、犬越トンネルからの下りロード。山深いコースをマイペースで走る。全てトレーニングのイメージ通りで、淡々と走る。第2関門通過は5時間3分37秒。想定は5時間30分だった。だけどちょっと残念なことがあった。例年トンネルの中で音楽をかけてくれるボランティアの方がいたが今年はいなかった。結構自分好みの音楽が掛かっていたのになあ・・・。 さて次に目指すは姫次。 と、その前に2つのお楽しみタイム。今回は「北丹沢で荻野パンの『丹沢あんパン』を食べる」のが隠れたテーマ。わざわざ前日に売店で「丹沢あんパン(ゆず)」を買って持ってきたのだ。エイドのクリームパンを断り、あんパンを頬張る。ゆず味が美味い。持ってきて正解。それからエイドのミニトマトが最高に美味かった。生き返った。もう一つのお楽しみは、第2関門通過後の階段。ここは完走できなかった時期に悔しくて何度も羨ましく見ていたところ。行きたくても行けなかった。今年もここを通過できるのが最高に嬉しい。 さて第2関門通過後はさすがに疲れてきた。うっかりすると足が攣って転倒しそうになる。更に水が足りなくなり、姫次まで持つかヒヤヒヤだった。そんなこともあって姫次の山頂で飲んだ水は最高に美味かった。そして姫次からは、お楽しみの下り。時間を確認するとどうやら8時間切れそうだというのが分かってきた。よし!行くぞ!とペースを上げようと思ったが結局は疲労で思うようにペースを上げられなかった。ここは本当に残念だった。でも何とかゴール。結果は7時間52分45秒。満足です。 レースが終わって帰宅してSNSを見ていると、ぞくぞくとランナーたちの北丹沢の結果が上がってくる。それを見ていると「あー、もっと早く走りたいなあ」と思えてくる。とりあえず現段階ではベストを尽くせたが、「あそこはまだペースを上げられたな」「こういうトレーニングをすればタイムを縮められそうだな」と思えてくる。来年は7時間半切り、できれば7時間を切りたい。そのためには全体的なペースをアップする必要があるが、特に登りと下りをもっと鍛えたい。 北丹沢のレースの前に、Bukka Sky Clubの方たちと知り合うことができた。未だにまだあまり活動できていないが、少しでも一緒に走ったり、また走っている姿を見られればきっと参考にできて、自分のレベルアップにつなげられるだろうな思う。 次の目標は仏果山で40分を切ること、それから湘南国際マラソンでサブ4を達成することです。 櫻井証

長谷川 7月8日(日)に第20回北丹沢12時間山岳耐久レース(キタタン)に参加してきました。この大会は12時間の制限時間内に北丹沢山域の3つの峠を越えて、標高差1,143m、44,24kmを走る山岳レースです。今回は第1回スカイランニング関東選手権を兼ねていて、2018スカイランナージャパンシリーズ(SJS)のポイント対象レースにもなっていました。 9月末の上州武尊山スカイビュートレイル70kmにエントリーしたので、それに向けて少しずつ距離と累積標高を伸ばしたいところ。冬はしばらく練習をサボっており、4月からようやく帰宅里山ランを少しやり始めたものの、まだまだ練習不足。完走できなかったら恥ずかしいので、みんなには内緒で出ることを決めました。 しかしエントリーリストで前日にバレてしまい(笑)スタート前にみんなに会って元気をもらいました。こうなったら行けるところまで頑張るしかない!どこまでいけるか… キタタンの関門は途中2カ所。約29km地点の第2関門(神の川園地)さえ通過すれば大丈夫!と聞いていました。試走はしていないのでコースが分からないけど、レース中はコース断面図(標高と距離が記載)に関門時間とエイド場所を書き込んだものをザックの前ポケットに入れき、時々チェック。トイレと水がある給水ポイントは途中3カ所(うち2カ所は関門と同じ場所)と、ゴールすぐ手前に1カ所。食べ物はきゅうり、バナナ、塩、クリームパンあり。私は暑さとヒル対策、12時間ギリギリゴールを考え、塩タブレットと塩、粉のアミノバイタル、ゼリー飲料、5個入りのピーナツパン、ジェル1個、1.5ℓの水をハイドレに入れてスタートしました。 天気は晴れでこれからさらに暑くなりそう。スタートはほぼ最後尾から。久々のレースにテンションが上がったけど、最初のトレイルに入るところですぐに渋滞。ここが1番ヒルが多いと聞いてたけど、トップ集団が餌食になったのか全くいなかった。少し進んでは止まっての繰り返し、つづら折りの登りで少しずつ進み始め、約2.2kmのトレイル分岐まで来ると下りでようやく走れるように。と、思ったら前のおじさまがゆっくりでまた渋滞。まだ始まったばかりなので焦らずに進み、ようやくロードに出る。ここから約7kmのロードはほぼ平坦で日陰も多く、風も吹いて気持ちいい。民家のそばでは応援してくれている人が沢山いて元気が出た! 11km地点、給水のある立石建設に到着。ハイドレはまだ全然減ってないので、水を一杯もらってそのまま出発。ここから1個目の山を越える。つづら折りで進んで行き、急登になってヒーヒー登る。鐘撞山ではスタッフが「僕たちも寒くて辛いですから、笑顔で行きましょう!」と大声で応援していた。いつのまにか霧雨っぽく涼しい風が吹いていて、おかげで急登でも汗をかかなかったけど、止まってるスタッフさんは寒いだろうな。さらに急登を登り切り1個目の山をクリア。ゆっくり走ってきたからか今日は身体が軽い。ここから一気に700mの下りは気持ちよく走れた。 10時40分、第1関門の神の川ヒュッテに到着。トイレは少し並んでいたけど無事に済ませ、噂の塩バナナを食べて水を補給。スタッフをしていたHさんに「Bukka頑張ってー!」と応援してもらうも、11時に出発しようとしていた私は、次の第2関門がかなりギリギリという情報をもらう。次までなんとか行かないと‼︎

エイドを出て進み始めるとなんと皇帝・宮原さんが通過する選手にエールを送っていた!あまりに突然すぎて笑顔で返すことしか出来ず、写真を撮って貰えばよかったー‼︎と後になって後悔。でもこれでさらに元気が出た! 次の山(日陰沢源頭)までは約400mアップ。さっきよりも足が上がらなくなっていて登りが進まない。ちょうど前に同じようなお兄さんが仲間の女性2人に前後を挟まれ、「ほら、リズムリズム!次の関門クリアすればあとはどんだけ休んでもいいから!ファイト!」と声をかけられながら進んでいた。ヘトヘトだった私にも言われてるような気がして、その集団に付いて辛いところを勝手にご一緒させてもらい、なんとか登りきった。ここからゆるい下りで第2関門までくねくねと長い4.6kmの林道になる。関門時間まであと1時間あったので大丈夫そう。しかしこの林道が石ゴロゴロで走りにくくて長い。たまに山から流れる水を避けきれずに靴がびちゃびちゃになる。長い。いつになったら着くのよー!このレースでこの林道が1番辛かった気がする。前に知り合いのNさん発見!追いかけていたらようやくエイドに到着。塩をまぶしたクリームパンが美味しい!水も補給。第1関門にいたスタッフのHさんがここにもいたので「間に合いましたー!」と写真を撮ってもらう。 

ここまでくればゴールまでは行けそう、良かったー。第2関門神の川園地(約29km地点)はこのエイドの先なので、とりあえず関門のマットを20分前に通過。まだお腹が空いていたので、その先で座り込んで、エイドの塩クリームパンを真似して持ってきたピーナツパンに塩をつけて食べてみたが、塩をつけすぎて美味しくなかった。最後の山をやっつけるべくたっぷり10分も休憩。さぁ、あとは山1つだ! 次の山は800mアップ。登り始めから急な階段で、登りきって早速息が切れたので横にそれて体操をしつつ呼吸を整える。困難で登り切れるかな〜と思っていたけど、歩き始めるといいリズム。前半抑えて走っていたのが良かったのか、まだ力が残ってそう。ここからひたすら黙々と登っていく。半分くらい登ったところで前に買ったジェルを飲んでみた。ベトベトしてあまり美味しくないけどパワーが出そう。先にエイドを出たNさんがはるか前に見えた。追いつくぞー!と淡々と登っていると、前の人達の休憩が増えてだんだんと近づいてきた。そのうち上の方からスタッフの声が聞こえてきた。もう山頂だ!なんとかNさんに追いついて最後の階段を登りきった。ひゃー疲れた。大会公式には給水とは書いてなかったけど、スタッフの皆さんが歩荷して担ぎ上げてくれたお水を頂くことができた。 さて、あとは下るだけ!足もなんとか残っていたので、そこからはひたすらダッシュ。平丸分岐からの少し急な下りもくねくね楽しくなってきてさらにダッシュ。途中一緒になったお兄さんと駆け下りて最後のロードに出た。ゴールまで1.3kmのところにある最終エイド。あと少しでゴールなんだからここにエイドあってもなーと思ってたけど、しっかり止まってスポーツドリンクとバナナ、きゅうりをもらう。美味しい!下りで飛ばしたせいか平坦のロードで足が動かない。時計を見たらスタートから8時間50分。9時間切れるかも!重い足をなんとか動かしてゴールまでまたダッシュ。やったー!戻ってきたー‼︎ゴール‼︎と思ったらさらにぐるっと回り込んでゴールらしい。なんてこった、もう全力使っちゃったよ。残りの100mきゅうりを握りしめて今度こそ本当にゴール‼︎8時間58分40秒で無事に帰ってくることができました。まさか完走できるとは思っていなかったのでとっても嬉しかった!

ゴール後は美味しいバナナとうどんを頂いた。ゴール地点に日帰り温泉があり、参加賞についている温泉券ですぐに入ってスッキリできるのもすごく良かった。 長谷川 裕子

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page