top of page

UTMF 2019

2019/4/26、ウルトラトレイル・マウントフジが開催されました。 BSCからは5人が出場。サポート、ボランティアとしても多くのメンバーが参加しました。 当日はスタート前から雨が降り始め、2016年を思い出しました。 あの時はUTMFがコース短縮、STYが途中で中止になりました。 参加人数が昨年の倍に増えたUTMF。会場は熱気に包まれていました。

スタートしてW1までは下り基調の林道。W1を越えると送電線下のトレイル(渋滞)を経由してA1。

A1を過ぎて最初の山、天子山地に入ります。 雨の天子山地はトレイルが泥になりズルズルで滑ります。 急斜面を通過するのに苦労する選手もいるため、あちらこちらで渋滞が発生していました。 動くと暑く、渋滞で止まると寒い。また、雨がほとんどやんだかと思えば、また降り出す。滑る路面も難しいのですが、ウェアをどうするかの判断もまた今回の課題でした。

A2では焼そばを食べ、メンバーのサポートで体温を取り戻して、再び山へ。 竜ヶ岳の稜線。晴れていれば富士山が見えるポイントですが、視界が10mもなさそうな霧で何も見えませんでした。そして雨に加えて激しい風が吹いていて、体温が奪われます。一日目はそこまで気温が低くなかった事が救いでした。 竜ヶ岳の下りはまた渋滞でした。

A3ではゆば丼をいただきました。A3はとても暖かかったのですが、根が生えてしまいそうなので、すぐに出て、本栖湖の北側の山々を越え精進湖へ。ここにも展望ポイントがあるのですが、ただただ霧と暗闇。今回、そういったご褒美は望めそうもありません。

私は烏帽子岳あたりで朝を迎えました。 日が昇るとともに雨も上がり、本栖湖湖の湖面が見えました。 下りきった先の東海自然歩道で眠気に襲われスローダウンしました。

そしてA4で再びサポートと合流。眠気はエネルギー切れだったらしく、暖かいものを食べさせてもらい復活。サポートは本当にありがたく、全体的に体力も回復してロードセクションに向かいます。 しばらくロードを走り鳴沢氷穴から紅葉台・足和田山へ。このあたりは起伏がなだらかで、雨もあがっていたのでスムースに進めました。

A5でもサポートを受け、再びロードセクション。富士吉田の街中を走ります。天気の良かった昨年は、この辺りが暑くて苦労してようなのですが、今年、特に二日目は気温が低く、その苦労はありませんでした。 浅間神社を過ぎた辺りから再び雨。このまま天気がもってくれる事を期待していたので、がっかりしました。 忍野の手前の山に入ったあたりで雨に霰が混じってきました。

A6に着くと、風が強く、雨に濡れた身体が一気に冷えました。 エイドの休憩所は暖を取る人でごった返していました。 この先、さらに冷えることを考え、ウェア類をすべて着込んでエイドを出ました。

田園地帯を越え、大平山に登っている途中で大会から次のエイドで待機・中断の知らせが入りました。そしてその後、レース短縮・終了のメッセージも届きました。

大平山の上は一面の雪景色でした。とてもゴールデンウィークとは思えない光景です。このまま夜になり気温が氷点下になったら、と考えると大会がここで終わりになるのはやむを得ない、むしろ当然だろうと思いました。まだコース上には1600人以上の人がいるのですから。

体力にはまだまだ余裕があったので、季節外れの雪山をゆっくりと堪能した後、A7山中湖きららへ最後だけ全力で駆け込みました。

その頃には雨・雪もあがり、空は晴れて、富士山が裾野まで雪が積もった姿を表していました。周囲の山々はすべて白く染まっていました。 私のUTMFは80マイルで終わりとなりました。 BSCのメンバーからは一人が100マイル完走。 あとはそれぞれの場所でレースを終えました。 自然の中での遊びですから、天候に左右されるのは仕方のないことです。 この条件の中で、全員が無事に戻れたのは素晴らしい事だったと思います。 また悪条件であったからいつも以上に、サポート・大会スタッフ・ボランティアのありがたさを知った大会でもありました。 次回こそきっちり100マイルを完走したいと思います。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page