ASO ROUND TRAIL 2nd
- 2018年6月6日
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ASO ROUND TRAIL 2nd
5月12日-13日に行われた世界最大級のカルデラ阿蘇の外輪山をぐるっと1周する距離約109km累積標高約5,000mのレースにBukka Sky Clubから小島、伊藤の二人が参加しました。前日受付、競技説明を受けて前夜祭にも参加、料理や飲み物も十分な量が提供されました。コースは大阿蘇環境センター未来館をスタートし、前半は北外輪山の普段は立ち入ることのできない牧野を走れ、阿蘇の雄大な景色を堪能できるコース、中盤は北から南の外輪山へつなぐややロード多めのコース、後半は南外輪山の九州自然歩道からラスボスの俵山へ向かうトレイルで、最終エイドの地蔵峠からゴールへは急な登り下りが連続してあり、天候の影響もありロープを頼りにしないと厳しいコースとなった。
青空のもと午前7時にスタート、田んぼの水に映った山を見ながらまずはロードを進み、むかし参勤交代で使われた石畳の階段を登ったりしながら北外輪山へ、外輪山まで登ると景色を楽しみながら進める。


最初のエイドは23.9キロ地点の「はな阿蘇美」ここではだご汁をいただきお腹を満たす。この先は大観峰方面への登りが待っている。崖のような垂直に見える斜面を九十九折りで登っていく、

脚は辛いけど視界が開けており気持ちよく登れた。その後は暫く牧野の中の道で阿蘇五岳を見ながら進み、ふたつ目のエイド38.2キロの「国造神社」へ向け外輪山から下る。かなり気温も上がりエイドでは水をかぶる人が多数いた。暑さのせいか美味しそうなおにぎりが食べられず日陰で座って休む。エイドを出ると再び外輪山へ登り、最初は見えていなかった阿蘇五岳の中で一番特徴のある山容の根子岳も近くに見えるようになり、

半分も近いなと思う反面、あの裏から今度は南の外輪山走るんだなと微妙な気持ちになりながら、3つ目のエイド50.7キロの「すずらん公園休憩所」に到着、ここは手打ちそばが振舞われるエイドで、茹でたてを食べることができた。ドロップバックのある次のエイドまで明るいうちに着きたいと思い出発する。
次のエイド、66.6キロの「高森町町民体育館」まではロードが多かったように記憶、日が暮れる前に到着できたが、結構な疲労感で横になりたい気分、椅子を確保しエイド食のミネストローネに、持参した塩にぎりを半分入れて流し込み1時間近く休憩したが状況が変わらないのでヘッテンを装着し出発、林道をひたすら登りトレイルへ入る、胃のむかつきが治まらず、「高森峠のウォーターエイド」までほぼ歩きとなった。
「高森峠」では椅子に座ってエマジェンシ―シートに包まり休憩。エイドスタッフから、「大丈夫ですか?」と言われるが、まだ進めそうなので出発を決断する。次のエイドは約11キロ先の「清水峠」、胃のムカつきが治まらないが登りは歩き、下りと平地はゆっくり走る感じで進めた。何とかしのいで84.8キロの「清水峠」へ到着し、食べられそうな物を食べて毛布に包まって寝る。結局「清水峠」に2時間位滞留し、出ようとしたところで食べたものを全て放出した。次は最後のエイド「地蔵峠」まで約13キロ、関門の時間まではまだ余裕があり動き続ければ行けると思いエイドを出る。
「地蔵峠」までもいくつかの峠を越え、登ったり下ったりと細かなアップダウンが続く感じ、途中横になりたくなりエマジェンシ―シートを広げコース脇で横になる。起きると身体が軽く走れる感じになり10分位走るがそれ以上続かない、また歩き主体で進み関門の約1時間前に97.7キロの最終エイド「地蔵峠」に到着した。
ゴールまでは前述したように、急な登り下りが多く、最終エイドに着く前から降り始めた雨で、コースは泥沼&ツルツル状態になってしまい、最後の俵山へ登る前の長いロープの下りで大渋滞が発生、そこを下り始めるまで1時間以上待っていると伝えられた。雨が降り風も吹く中、列が全く動かないため低体温症を心配する声があがり、誰かが大会本部へ状況報告とエスケープルートの指示を仰いだが、結局進むしかないことになった。その頃には運営の方も現場に来てくれて、一部コース変更とゴール制限時間を延長するとの言葉があり、一度は諦めたゴールをまた目標とすることができた。
この渋滞箇所は、下り始めの最初の3m位はロープが無く、次にあるロープがけっこう長く、先に下りた人が次のロープに移るまで結構時間がかかるので、悪天候時大会で何百人と通るコースとしてはどうなのかと感じた。
この先から何回転んだことか、こんなに転ぶことってあるのかという位転んで、全てが泥だらけとなった。普通のトレイルの状態でなかったことで、胃のムカつきや食べられていない不安を忘れ、前に進むことだけを考え一歩を出し続けた。遥か前方にゴールが見えてからは、走る力が湧いてきて最後はしっかり走りゴールを迎えることができた。


このようなぎりぎり完走のお恥ずかしい状況のため、後半は写真もありませんし、情けない内容の文章ですが、今回のレースで一番良かったなと思ったことは、渋滞して進まなくなった時、皆がなるべく風や雨に当たらないよう木の下で寄り添い協力して、低体温症等事故とならないように凌いだことです。レースで必携装備を携帯することはもちろんですが、みなさん、自分の身を守るのは自分であることを忘れず、自分で必要、安心できる装備を持って山を楽しみましょう。
結果 伊藤 29時間35分45秒 部門328位
小島 DNF

文:伊藤


























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